原稿から青空文庫形式への編集

神沼三平太

変更履歴

利用するツール

以下には青空文庫形式で編集するための手続きが記述されています。青空文庫形式で編集するために必要なツールは「テキストエディタ」です。使い慣れたテキストエディタを用意してください。何でしたら「メモ帳」でも構いません。

原稿の用意

原稿はテキストファイルで完全なものを用意して下さい。これ以降は既に校正が済んだ原稿を用いて作業にあたることを前提として説明を行います。

作業の流れ

作業の流れは以下の通りです。

素材の配置

電子書籍に用いられる素材には、表紙画像ファイル、本文テキストファイル、挿絵画像ファイルなどがあります。これらの素材は全て同一のフォルダにまとめられている必要があります。

校正作業の時点で、全ての素材は最新版がフォルダ直下に置かれているはずです。そこにさらにファイルを追加することになります。

を、ファイル名を0001.pngとしたままフォルダに含めて下さい。このロゴは竹の子書房のロゴであり、中トビラなどに用いられます。縦書きレイアウトの注意の後で使われます。どの挿絵よりも先に利用されるため、このファイル名になっています。

ファイル名の設定

ファイル名は現状規定しませんが、今後規定されるかもしれません。

表題等の設定

いよいよファイルの編集です。まずは表題などを設定します。いくつかのルールに従ってください。ここで誤りますと、書籍の見栄えがおかしなことになります。

怪異聞き
神沼三平太
竹の子書房文庫

というような形になります。

注意文が色々入った例(こっちを使った方が良いです)

 この本は縦書でレイアウトされています。
 また、ご覧になる環境により、表示の差が認められることがあります。
 本書に登場する人物名・団体名・描かれている内容は架空のものです。作中において現代では若干耳慣れない言葉・表記・表現が登場する場合がありますが、これらは差別・侮蔑を意図する考えに基づくものではありません。
[#地付き][#図(0001.png)入る]
[#改ページ]
[#ページの左右中央]


[#地から2字上げ]イラスト 漆原密花


[#改丁]

さらにこの先は、本文がテキスト形式で綴られている状態になっているはずです。本文と[#改丁]の間に2行開けて下さい。

ここまでで表題等の設定は完了です。これから先は作品本文に対する直接の編集になります。

章見出し等の設定

章見出しですがどう設定してもらっても結構です。

見出しのページ
改ページ
本文

という形でも良いですし、

見出し
本文

という形でも構いません。現時点では基本的には「見開き」という考え方はしないことにしますので、見出しが独立したページになるか否かという点で決めて良いでしょう。

見出しについては、「大見出し」「中見出し」「小見出し」の3種類の大きさを設定できます。1種類で良い場合は「中見出し」のみを使います。見出しを設定する場合には、以下のように記述します。

嘘吐き[#「嘘吐き」は中見出し]

見出しに字下げを設定したい場合には、次のように記述して下さい。

[#3字下げ]嘘吐き[#「嘘吐き」は中見出し]

なお、数値は全角アラビア数字で記述するようにして下さい。

使用するタグについて

現状策定中なのでもう少しお待ちください。最低限必要そうなものを選びます。なお、全部の仕様は、

にあるんですが、これだといろいろと読みづらいってんで編集されたものが下のページにあります。こっちの方が読みやすいです。

基本的に見出しとしては

大見出し[#「大見出し」は大見出し]

中見出し[#「中見出し」は中見出し]

小見出し[#「小見出し」は小見出し]

の3種類を利用することになります。見出しが1種類で良い場合には、

中見出し[#「中見出し」は中見出し]

のみを用います。

字下げを行う場合には、

[#3字下げ]

とします。数行にわたって字下げを行う場合などに関しては、先述のリンク先を参照して下さい。他にも、

あたりの利用を考えています。

画像に関して

画像の挿入に関するタグですが、ここは試行錯誤が必要なところでしょうか。章タイトルに挿絵を入れる場合もあるでしょう。

基本は[図(fig作品ID通し番号.png)入る]というタグを区切りの良いところに入れるだけです。ただし、ファイルはPNG形式を用いるのが基本のようです。fig作品ID通し番号.pngは、竹の子の場合は既に存在する作品IDとその作品中で利用される画像の通し番号で良いでしょう。具体例は以下のようになります。キャプション無しとありの場合の例です。

[#図(fig作品ID_通し番号.png)入る]

また、キャプションありの場合は次のようになります。

[#「図2」のキャプション付きの図(fig作品ID_通し番号.png )入る]

クレジット表示と奥付に関して

全ての本文が終わった後に、さらに竹の子書房文庫ではクレジットと奥付を入れることになっていますので、

[#地付き][#図(0001.png)入る]
[#本文終わり]
[#ページの左右中央]
[#図(tknk_credit.png)入る]
[#改ページ]
[#ここから6字下げ]
[#ここから罫囲み]
書名[#「書名」は大見出し]
二〇一三年三月六日公開
二〇一三年三月六日修正
 著 者  著者名
 表 紙  表紙イラストレーター名
 装 丁  装丁者名
 監修・編集者 監修者・編集者名
 校 正  校正者名
      竹の子書房野戦校正師団
 発行元  竹の子書房
      http://www.takenokoshobo.com/
[#ここで罫囲み終わり]
[#ここで字下げ終わり]

のフォーマットに従って、クレジットと奥付の部分を作成して下さい。


  1. 改丁についてはレイアウトに関する注記 1を見て下さい。

  2. ルビについては色々と複雑なので、青空文庫テキストの入力方法を見て下さい。